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【人事関連ニュース】
英ウイリス、タワーズワトソンと合併で合意


【ロンドン】再保険やリスクマネジメントなどを手掛ける英ウイリスグループとコンサルティング会社の米タワーズワトソンは30日、株式交換方式による合併に合意した。合併後の新会社の時価総額は180億ドル(約2兆2000億円)に上る。

 合併は両社の取締役会が承認した。タワーズワトソン株主は1株当たりウイリスの2.6490株と、現金4.87ドルの特別配当を受け取る。新会社の50.1%をウイリス株主が、残りをタワーズワトソン株主が保有することになる。

 新会社の名称はウイリス・タワーズワトソン。世界120カ国以上に3万9000人の従業員を抱える大企業となり、合計売上高は約82億ドルに達する。

 新会社の会長にはウイリスのジェームズ・マッキャン会長が、最高経営責任者(CEO)にはタワーズワトソンのジョン・ヘイリー会長兼CEOがそれぞれ就任する。最高財務責任者(CFO)にはタワーズワトソンのロジャー・ミレイCFOが就く。取締役会は両社から6人ずつの計12人で構成する。

 両社は発表文で、新会社は取引完了から3年以内に1億?1億2500万ドルのシナジー効果を発揮できるほか、企業としての効率性を高めることができると見通しを語った。

 両社は年内の取引完了を見込む。

2015年 6月30日
参照 THE WALL STREET JOURNAL