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【特集#25】HRデータ・ピープルアナリティクスとは


HRデータ・ピープルアナリティクスとは

「HRデータ」や「ピープルアナリティクス」という言葉を耳にしたことはありませんか?
「HRアナリティクス」「タレントアナリティクス」などと呼ばれていることもあると思います。
日本ではまだあまり聞き馴染みの無い言葉ですが、GoogleやMicrosoftなど世界的大企業はこれを積極的に活用しています。

HRデータ・ピープルアナリティクスは、その利活用により人事業務の効率化や今までに無い合理的・効果的な事業運営が可能になることから、ビジネス界全体から熱い視線を注がれています。

ここでは、HRデータ・ピープルアナリティクスの概要について御案内致します。
ご興味をお持ちの方は是非一度ご覧になって下さい。

HRデータ・ピープルアナリティクスとは

「HRデータ」とは、採用や処遇・育成・評価といった企業の人事活動に関する様々なデータの総称です。もちろん、このようなデータはこれまでも存在していましたが、近年のビッグデータやIoTの技術の進展に伴ってデータの量や種類が飛躍的に増加しており、かつて以上の価値を持つものと再認識されるに至っています。そして、そのHRデータを定量的に分析し人事活動に役立てていく活動の総称をピープルアナリティクスと言います。

HRデータ・ピープルアナリティクスの活用例

HRデータ・ピープルアナリティクスの活用例

これまで、人事に関する意思決定は、人事部員の経験・直感に従い定性的に判断されることが一般的でした。しかし、HRデータ・ピープルアナリティクスを活用することで、より定量的・適切な判断を下す事が出来るようになります。

たとえば採用の場面を考えて見て下さい。
これまでは、「気に入ったから」とか「話が合いそうだから」といった、面接官の主観的な理由で採否判断が下されることが多かった、というのが実態だったと思います。

もちろん、このような主観的な判断が全て失敗に終わるとは限りません。しかし、客観的な根拠が無い為、偶然性が高いことは否めないでしょう。主観的な判断で採用したメンバーが想定ほど活躍してくれず短期退職に繋がってしまうというケースは今でも珍しくありません。

しかし、こういった場面においてピープルアナリティクスを活用すれば、採用候補者のスキル・属性・性格などを緻密に分析した上での採否判断が可能になりますから、上記のようなケースを避け、ベストな採否判断を下す可能性を高めることが出来ます。
また、データは判断や意思決定の客観的根拠になりますので、近年重要視されている意思決定の透明性や公正さを保つことにも繋がります。担当者による判断基準がブレづらい、判断速度が速く時間的ロスを最小化出来る、納得感を得られやすい、と言ったメリットも挙げられます。

採用以外の場面ですと、たとえば以下のような活用例が考えられます。

リテンション(退職防止)

過去の退職者情報を分析することで、退職リスクを可視化することが出来ます。ピープルアナリティクスの技術を用いれば、例えば「残業時間や遅刻の量・回数が●●以上になると、数ヶ月以内の退職の可能性が●●%になる」といった法則を導き出せるのです。この法則を把握出来れば、予め退職の可能性が高い従業員を特定し、退職意思が決定的になる前に対策を打つことが可能となります。

教育および人材育成の効率化

学歴・専門性・スキル・資格や性格検査・適性検査の結果を分析することで、学習に対する興味や情熱の高さ、自律的学習が可能なタイプか否か、といった点を精密に判断出来ます。この情報があれば、従業員ごとに最も効果的な教育プランを組むことが可能になり、従業員のスキルを効率的に伸張させることが出来るようになります。無駄な研修を省くことでコスト削減にも繋がります。

イノベーション人材の発掘

企業が新規事業開発を進める際、社内から適性の高い人間を発掘する必要に迫られることがあります。その際、過去に実施した新規事業で成果を出した社員をモデル人材とし、その特性を分析して数値化、発掘対象者からもデータを取得し、同様の特性を持つ人材を見つけ出す、という活用法も存在します。

上記以外でも、人材配置の適正化、勤務時間と残業時間の適正化、評価制度の精確な運用など、HRデータ・ピープルアナリティクスを活用出来る場面は多数存在します。いずれも、これまでの業務運用では実現が難しいものでした。それを可能にするからこそ、HRデータ・ピープルアナリティクスという技術に熱い視線が注がれているのです。

HRデータ・ピープルアナリティクスを活用して成果を出している企業例

HRデータ・ピープルアナリティクスを活用して成果を出している企業例

以上のように、HRデータ・ピープルアナリティクスは多くの可能性を秘めた注目のテーマです。これから人事領域においてキャリアアップをお考えの方は、絶対にチェックしておくべき分野といえるでしょう。

そして、これまでピープルアナリティクスを活用している企業は米国大企業が中心でしたが、昨今では日本国内でも多くの企業が導入し始めています。
以下では、この分野に注力しているコンサルティングファームをいくつか御案内致します。

PwCコンサルティング合同会社

言わずと知れたBIG4の一角ですが、PwCグループは特にHRデータ・ピープルアナリティクスに力を入れていることで知られています。組織人事コンサルタントとアナリティクスコンサルタントが別チームとなっており、両者が協働することで、あらゆる企業の人事課題解決を可能にする体制が整えられています。

パーソル総合研究所

パーソルグループに属する組織人事コンサルティング・シンクタンクファームで、人事制度設計、組織力強化、育成支援、アセスメントなどの支援を事業としています。「ピープルアナリティクスラボ」という専門組織を持ち、データ分析技術を活用したコンサルティングサービスを得意としています。

セレブレイン

小規模ファームながら組織制度・人材開発・採用といったすべての人事領域をワンストップでカバーしており、もちろんHRデータ・ピープルアナリティクスにも対応しています。総合系ファーム出身者も多数在籍しており、大手と比較しても遜色の無いサービスを提供しています。

まとめ

その活用により人事業務の大変革を促せる技術であるHRデータ・ピープルアナリティクス。
これからますます注目を集めていくでしょう。
キャリアアップをお考えの方は是非チェックしてみて下さい。

 

プリンシパル 鈴木 洋樹
鈴木 洋樹(Hiroki Suzuki)

プリンシパル

慶応義塾大学 法学部卒 外資系ヘッドハンティングファーム出身


複雑な現代社会において、キャリアに関する悩みに直面することは珍しくありません。ご自身のスキル・適性・希望を一緒に見つめ直し、目指すべきゴールに向け戦略的にキャリアを構築していきましょう。

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