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シンクタンク


銀行をはじめとした大手日系企業のグループ企業です。調査・研究などを手掛けるシンクタンク部門とは異なり、外資系と同様のコンサルティングを行うコンサルティング部門があります。
グループの顧客基盤を活かし、クライアントは大手~中小企業まで様々あり、人事戦略・人事制度コンサルティングや人材育成・研修コンサルティングを数多く手がけています。

  • 野村総合研究所

    日本最大手のシンクタンクであり、コンサルティング、ITソリューション、産業調査・政策提言の3つの事業を柱としています。特に、ITコンサルティングやシステム開発・運用においては、その規模と実績において他社を圧倒しています。金融機関系のシンクタンクという出自を持ちながらも、幅広い産業分野に顧客基盤を持っています。

  • 三菱総合研究所

    科学技術から社会システム、経済・政策に至るまで、非常に幅広い分野をカバーする総合系シンクタンクです。国家プロジェクトや官公庁からの受託調査が多く、公共性の高いテーマに強みを持っています。

  • 日本総合研究所

    三井住友フィナンシャルグループのシンクタンクであり、リサーチ、コンサルティング、ITソリューションの3つの事業を展開しています。金融分野に強みを持つ一方で、社会保障、環境、都市開発など、幅広いテーマに取り組んでいます。

  • 三菱UFJリサーチ&コンサルティング

    三菱UFJフィナンシャル・グループのシンクタンク・コンサルティング会社です。経済・金融調査、企業経営コンサルティング、政策提言、M&Aアドバイザリーなど、多岐にわたるサービスを提供しています。地方創生や中小企業支援にも力を入れています。

  • みずほリサーチ&テクノロジーズ

    みずほフィナンシャルグループのシンクタンク・ITソリューション企業です。経済・金融調査、社会政策、テクノロジー研究、システム開発・運用など、幅広い領域をカバーしています。近年、リサーチ機能とIT機能を統合し、より連携を強化しています。

  • NTTデータ経営研究所

    NTTデータグループのシンクタンクであり、IT戦略コンサルティング、新規事業創出支援、政策提言など、情報通信分野に強みを持っています。デジタルトランスフォーメーション(DX)推進や、データ利活用に関するコンサルティングに注力しています。

シンクタンク【組織・人事領域】転職希望者のためのFAQ

Q: シンクタンクとは何ですか?

シンクタンクとは、様々な分野の専門家を集めた研究機関であり、「頭脳集団」とも呼ばれます 。主な役割は、社会開発、政策決定、企業の経営戦略などに関する複雑な問題を調査・分析し、その解決策や将来予測に関する提言を行うことです。

歴史的には、シンクタンクは20世紀、特に1940年代から1950年代にかけてアメリカで本格的に設立が進み、その後、世界各国に広がりました 。研究成果を公表することで、社会全体の議論を促進し、真の問題解決につなげることも重要な使命の一つです 。

Q: 「5大シンクタンク」や「6大シンクタンク」とは、具体的にどの企業を指しますか?

「5大シンクタンク」という呼称は、日本のシンクタンク業界で特に規模や影響力が大きいとされる主要な民間系シンクタンク群を指す際に用いられることがあります。一般的に以下の企業が挙げられることが多いですが、これはあくまで通称であり、明確な定義や公式なリストが存在するわけではありません。

野村総合研究所 (NRI)
三菱総合研究所 (MRI)
日本総合研究所 (JRI)
三菱UFJリサーチ&コンサルティング (MURC)
みずほリサーチ&テクノロジーズ

これらのシンクタンクは、多くが大手金融機関グループを母体としており、経済調査や政策提言に加え、経営コンサルティングやITソリューションなども手掛けている点が特徴です。

「6大シンクタンク」という表現は、「5大シンクタンク」ほど一般的に定着してはいませんが、上記の5社に加えて、NTTデータ経営研究所や富士通総研といったIT系の有力シンクタンクなど、他の大手シンクタンクを含めて言及される文脈も考えられます。重要なのは、これらの呼称に捉われず、各シンクタンクの専門分野や強み、企業文化などを個別に理解することです。

Q: シンクタンクにおける「組織・人事領域」とは、具体的にどのような業務を指しますか?

シンクタンクにおける組織・人事領域の業務は、企業や公的機関が抱える「人」と「組織」に関する課題解決を支援することです。具体的には、クライアントの経営戦略や事業目標の達成に向けて、以下のようなコンサルティングサービスを提供します。

人事戦略策定
経営戦略と連動した人材獲得、育成、配置、評価、報酬などに関する全体的な方針や計画を策定します。

組織設計・開発
事業環境の変化や戦略転換に対応するための組織構造の見直し、部門間の連携強化、組織風土改革などを支援します。

人事制度設計・改定
評価制度、報酬制度、等級制度、退職金制度など、各種人事制度の設計や見直しを行います。

人材育成・タレントマネジメント
リーダー育成、次世代経営者育成、専門人材育成のための研修プログラム開発や、優秀な人材の獲得・維持・育成のための仕組み(タレントマネジメントシステム)の導入・運用を支援します。

人的資本経営支援
人的資本の可視化、情報開示、人的資本投資の効果測定など、企業価値向上に繋がる人的資本経営の推進をサポートします。

チェンジマネジメント
M&A後の組織統合、事業再編、DX推進などに伴う組織変革を円滑に進めるための計画策定と実行を支援します。

労務関連コンサルティング
労働関連法規の遵守、労務リスク管理、働き方改革の推進などを支援する場合もあります。

シンクタンクは、社会や経済の動向に関する深い洞察や調査分析能力を強みとしており、それらを背景としたエビデンスベースの提言や、中長期的視点に立った組織・人事戦略の提案が特徴です。

Q: シンクタンクの組織・人事コンサルタントとして働く魅力は何ですか?

シンクタンクで組織・人事コンサルタントとして働くことには、以下のような魅力があります。

社会貢献性の高い仕事
企業や公的機関の組織・人事課題の解決を通じて、その組織の成長だけでなく、ひいては社会全体の発展に貢献できる可能性があります。特に政府系シンクタンクや公共分野に強みを持つシンクタンクでは、政策レベルの課題に関わることもあります。

多様な業界・規模のクライアントとの仕事
大企業から中堅・中小企業、中央省庁や地方自治体まで、幅広いクライアントの組織・人事課題に携わることができます。これにより、多様な経験を積み、視野を広げることができます。。

知的好奇心を満たせる環境
シンクタンクは「頭脳集団」とも呼ばれ、常に最新の情報や知識をインプットし、分析・考察することが求められます。知的好奇心が旺盛な方にとっては、非常に刺激的な環境です。

専門性の深化
組織・人事領域の専門家として、深い知識と経験を積み重ねることができます。特定のテーマ(例:人的資本経営、グローバル人事、DX人材育成など)に特化して専門性を高めることも可能です。

幅広いキャリアパス
シンクタンク内で専門性を高めていく道に加え、他のコンサルティングファーム、事業会社の人事部門、独立など、多様なキャリアパスが開かれています。

大手グループの安定性とリソース
大手金融機関系やIT系のシンクタンクの場合、グループの顧客基盤やブランド力、豊富なリソースを活用できるメリットがあります。

Q: どのようなシンクタンクが組織・人事コンサルティングに注力していますか?また、その特徴は何ですか?

日本の主要なシンクタンクの多くが、組織・人事コンサルティングサービスを提供しています。その成り立ちや強みによって、以下のような特徴が見られます。

野村総合研究所 (NRI)
経営コンサルティングとITソリューションに強みを持ち、組織開発、人事制度設計、人材育成など幅広い組織・人事課題に対応しています。特にフィリピン拠点ではASEAN地域の日系企業向けにサービスを提供しています。近年ではHRBP(Human Resource Business Partner)としての中途採用担当者の募集も見られます。

三菱総合研究所 (MRI)
政策提言から企業コンサルティングまで幅広く手掛け、組織設計、人材戦略、人的資本経営に関するコンサルティングを提供しています。クライアントの持続的な企業価値向上を目指した支援が特徴です。

日本総合研究所 (JRI)
SMBCグループのシンクタンクとして、民間企業向けの人的資本経営をテーマとしたコンサルティングに注力しています。経営戦略と組織・人材開発の両面からのアプローチが特徴です。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング (MURC)
MUFGグループの一員として、中堅企業を中心に組織人事コンサルティングを提供しています。経営ビジョン実現に向けた人材マネジメントの追求をミッションとしています。新卒採用も通年で行っています。

みずほリサーチ&テクノロジーズ
みずほフィナンシャルグループのシンクタンクで、中小企業から大企業まで幅広い規模のクライアントに対し、事業戦略から人事施策の実行支援まで一貫して対応できる戦略人事を強みとしています。コンサルティング第1部に人事戦略チームがあります。

NTTデータ経営研究所
NTTデータグループの強みを活かし、DX(デジタルトランスフォーメーション)と連動した組織変革や人材育成、大手事業会社の経営層を対象とした組織人事コンサルティングに注力しています。

政府系・公的シンクタンク
これらのシンクタンクは、直接的に民間企業向けの組織人事コンサルティングを行うことは少ないですが、労働政策、人材育成政策、社会保障制度などに関する調査研究や政策提言を通じて、間接的に企業の人事戦略に影響を与える情報を発信しています。転職市場でこれらの機関の組織人事関連ポジションが公開されることは稀ですが、研究員としてのキャリアの中で関連領域に携わる可能性はあります。

転職を考える際は、各シンクタンクの得意とする領域、クライアント層、企業文化などを比較検討することが重要です。

Q: 主要シンクタンクの組織・人事コンサルタントの求人状況と、求められる経験・スキルについて教えてください。

主要シンクタンクでは、組織・人事領域のコンサルタントを積極的に採用しているケースが見られます。以下に代表的なシンクタンクの求人例と求められる経験・スキルをまとめますが、最新の情報は各社の採用ページや転職エージェントにご確認ください。

シンクタンク名 ポジション例 主な仕事内容 必須経験・スキル(例) 歓迎経験・スキル(例) 備考
野村総合研究所 (NRI)

組織・人事コンサルタント (フィリピン拠点)

ASEAN地域の日系企業等への組織開発、人事制度設計、人材育成支援、営業活動、ソリューション開発

人事実務(制度構築・改定・実施)、または人事コンサル経験(3年以上)、英語ビジネスレベル (TOEIC850点以上目安)

論理的思考力、自律性、チームワーク、MS Officeスキル

フレックス制、ハイブリッド勤務可

HRBP (中途採用担当)

シスコン本部の人材採用計画・施策立案・実行

中途採用業務経験(企画・推進2年以上)、新卒採用業務経験(企画・推進1年以上、インターン運営必須)

IT/コンサル業務への理解、最新IT/DX知見、英語力

在宅勤務可

三菱総合研究所 (MRI)

人事コンサルタント

組織設計・開発、人材戦略・人事制度設計、リスクマネジメント等の企業向けコンサルティング、課題解決支援

コンサルティングファームでの当該領域経験、または事業会社の企画管理/コーポレート部門での企画提案・資料作成・プレゼン経験

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人的資本経営コンサルタント

持続的な企業価値向上に向けた人的資本経営領域のコンサルティング(人材戦略策定、人的資本開示、タレントマネジメント、リスキリング、組織変革等)

プロジェクトマネージャー経験

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日本総合研究所 (JRI)

人的資本経営コンサルタント

民間企業を対象とした人的資本経営テーマのコンサルティング、ソリューション開発、情報発信

経営戦略及び組織・人材開発のコンサルティング経験、または事業会社の経営企画・人事部門双方の経験。プロジェクトリーダー/サブリーダー経験が望ましい

総合系/組織・人材開発系コンサルファーム・シンクタンク経験

大阪勤務、リモートワーク併用可

三菱UFJリサーチ&コンサルティング (MURC)

組織人事コンサルタント (中堅企業向け)

経営ビジョン・戦略実現に向けた組織人事課題の定義、ソリューション提供

職務経歴3年以上かつ、組織人事コンサル経験、または他領域でのコンサル経験(業務系、システム系含む)

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名古屋勤務、リモートメイン

みずほリサーチ&テクノロジーズ

組織・人事コンサルタント

中小~大企業向けコンサルティング、事業戦略~人事施策実行支援

事業会社での人事業務経験3年以上、またはコンサルティング経験、または事業会社での社内改革業務経験

人事企画・制度設計経験(上場企業レベル)

みずほFG顧客へのコンサルが中心

NTTデータ経営研究所

組織・人材変革コンサルタント

大手事業会社の経営層・組織長向け、中長期的成長戦略に則った組織のあり方検討

コンサルティング経験者またはそれに準ずる経験者(マネージャークラス)、または事業会社での人事・経営企画・事業企画経験(コンサルタントクラス)

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戦略・企画構想がメイン

全般的に求められるスキル・人物像

専門知識
組織論、人事労務管理、人材開発、労働関連法規などに関する深い知識。

コンサルティングスキル
論理的思考力、問題解決能力、仮説構築力、分析力、ドキュメンテーション力、プレゼンテーション能力。

コミュニケーション能力
クライアントのニーズを的確に把握するヒアリング力、多様な関係者と円滑に合意形成を図る交渉力・調整力。

プロジェクトマネジメントスキル
複数のプロジェクトを同時並行で進める管理能力、納期管理、品質管理能力。

知的好奇心・学習意欲
新しい知識やトレンドを常に学び続ける姿勢。

クライアント志向
クライアントの課題解決に真摯に取り組む姿勢。

チームワーク
プロジェクトメンバーと協力して成果を出す協調性。

多くのシンクタンクでは、コンサルティングファーム経験者や事業会社の人事部門・経営企画部門での実務経験者を求めています。また、特定の専門性(例:DX、グローバル人事、M&Aなど)を持つ人材も歓迎される傾向にあります。

Q: シンクタンクの組織・人事コンサルタントのキャリアパスにはどのようなものがありますか?

シンクタンクにおける組織・人事コンサルタントのキャリアパスは多様です。一般的には、以下のような道が考えられます。

シンクタンク内での専門職としての昇進
・アソシエイト/コンサルタント → シニアコンサルタント → マネージャー → シニアマネージャー/プリンシパル/ディレクターといった形で、専門性を深めながら職位を上げていくのが一般的なルートです。
・職位が上がるにつれて、担当する業務の責任範囲が広がり、プロジェクトのリード、チームマネジメント、新規顧客開拓、ソリューション開発など、より高度な役割を担うようになります。
・特定の専門分野(例:人的資本経営、グローバル人事、組織開発など)の第一人者として、社内外で認知される存在になることも目指せます。

シンクタンク内の他部門・他領域への異動
・組織・人事コンサルティングで培った知見を活かし、経営戦略コンサルティング部門や、特定の産業領域(例:ヘルスケア、エネルギーなど)のコンサルティング部門へ異動するキャリアも考えられます。
・また、シンクタンクによってはITソリューション部門を併せ持っているため、HRテクノロジー関連の業務に関わるチャンスもあるかもしれません。

他のコンサルティングファームへの転職
より専門特化したブティック系の人事コンサルティングファームや、総合系コンサルティングファームの組織・人事プラクティスへ転職し、さらに専門性を磨いたり、異なる環境で活躍したりする道があります。

事業会社の人事部門・経営企画部門への転職
コンサルタントとして培った課題解決能力や幅広い知見を活かし、事業会社の人事リーダー(CHRO候補)、人事企画、組織開発、タレントマネジメントなどのポジションで活躍するキャリアパスです。クライアント側で戦略を実行する立場への転身となります。

独立・起業
十分な経験と実績、ネットワークを構築した後、独立して自身のコンサルティングファームを立ち上げたり、フリーランスの組織・人事コンサルタントとして活動したりする道も選択肢の一つです。

アカデミアへの転身
研究志向の強い方であれば、大学や研究機関で研究者や教員として活躍する道も考えられます。

シンクタンクで得られる高度な専門性、論理的思考力、多様な業界・企業との折衝経験は、どのようなキャリアパスを選択する上でも大きな強みとなります。

Q: シンクタンクの組織・人事コンサルタントと、一般的な人事コンサルティングファームのコンサルタントとの違いは何ですか?

シンクタンクの組織・人事コンサルタントと一般的な人事コンサルティングファームのコンサルタントは、どちらも企業や組織の人事課題解決を支援する専門家ですが、いくつかの点で特徴が異なります。転職を考える際には、これらの違いを理解しておくことが重要です。

比較項目 シンクタンクの組織・人事コンサルタント 一般的な人事コンサルティングファームのコンサルタント
強み・特徴

・公共政策やマクロ経済動向に関する深い知見・調査分析力に基づいたエビデンスベースの提言
・中長期的・社会的な視点からのアプローチ
・官公庁や公的機関との連携、政策関連案件への関与の可能性

・特定の人事領域(採用、育成、評価、労務など)における深い専門性や実行支援ノウハウ
・最新のHRテクノロジーやベストプラクティスに関する知見
・オペレーション改善や効率化など、より実務的な課題解決に強い場合がある

主なクライアント

民間企業に加え、官公庁、地方自治体、業界団体など、公共性の高いクライアントも多い傾向

主に民間企業が中心。企業規模や業種はファームによって多様

扱うテーマの傾向

・経営戦略と連動した広範な組織・人事課題
・人的資本経営、サステナビリティと連動した人事戦略
・社会構造の変化(例:少子高齢化、DX化)に対応する組織・人材戦略

・人事制度設計・運用支援
・採用戦略・実行支援
・研修プログラム開発・実施
・労務コンプライアンス対応など、より具体的な人事機能の課題

組織文化・風土

・研究機関としての側面も持ち、知的好奇心や探求心が重視される傾向
・比較的落ち着いた雰囲気で、長期的な視点で物事を捉える文化がある場合も

・成果主義、スピード感が重視される傾向
・専門性を高め、早期にプロフェッショナルとして自立することが求められる文化

キャリアパス

・研究者としてのキャリアパスも視野に入る場合がある
・公共政策分野への関与の道も

・人事領域の専門家としてのキャリアを深める
・事業会社の人事プロフェッショナルへの転身が多い傾向

近年、大手シンクタンクもコンサルティング部門を強化しており、実行支援まで手掛けるなど、一般的なコンサルティングファームとの境界は曖昧になりつつあります 。しかし、シンクタンクの根底にある「リサーチ能力」や「社会全体の視点」は、その組織・人事コンサルティングにも独自の強みをもたらしていると言えます。

ご自身の志向性(アカデミックな探求心、社会貢献への意識、具体的な課題解決への意欲など)や、どのような環境で専門性を高めたいかを考慮し、最適なキャリアを選択することが重要です。

Q: シンクタンクの組織・人事領域への転職を成功させるためのポイントは何ですか?

シンクタンクの組織・人事領域への転職を成功させるためには、以下のポイントを意識すると良いです。

専門性と実績のアピール
これまでの職務経歴の中で、組織・人事領域における具体的な専門性(例:人事制度設計、組織開発、タレントマネジメント、労務管理など)と、それによって得られた成果を明確に伝えられるように準備しましょう。特に、プロジェクトリーダーやマネジメント経験がある場合は、その役割と貢献を具体的に示すことが重要です 。

シンクタンクへの理解と志望動機の明確化
なぜコンサルティングファームではなくシンクタンクなのか、そのシンクタンクの組織・人事領域で何を成し遂げたいのか、という点を深く掘り下げて説明できるようにしましょう。各シンクタンクの理念、強み、研究分野、最近の組織・人事関連のレポートなどを事前にリサーチし、自身のキャリアビジョンとどう結びつくのかを語れるようにすることが重要です。

論理的思考力と問題解決能力の提示
職務経歴やケース面接などを通じて、複雑な情報を整理し、本質を見抜き、論理的な解決策を導き出す能力を示しましょう 。シンクタンクではエビデンスに基づいた分析・提言が重視されるため、データに基づいた考察力もアピールポイントになります。

コミュニケーション能力の高さ
クライアントやチームメンバーと円滑なコミュニケーションを取り、信頼関係を構築できる能力は不可欠です 。面接では、簡潔かつ分かりやすく自分の考えを伝えることを意識しましょう。

情報収集とネットワーキング
各シンクタンクの採用ウェブサイト、公開されているレポートやセミナー、業界に詳しい転職エージェントなどを活用して、積極的に情報を収集しましょう。可能であれば、実際にそのシンクタンクで働いている人から話を聞く機会を得ることも有効です。

応募書類の質の向上
履歴書や職務経歴書は、応募するシンクタンクやポジションに合わせて内容を調整し、自身の強みや経験が最大限に伝わるように工夫しましょう。英文レジュメの提出を求められる場合もあります 。

面接対策
志望動機、自己PR、過去のプロジェクト経験などに加え、ケース面接が実施されることもあります。事前に十分な対策を行いましょう。オンライン面接と対面面接の両方に対応できるように準備しておくと良いです。

シンクタンクの組織・人事コンサルタントは、高度な専門性と知性が求められる職務です。これまでのご経験を棚卸しし、シンクタンクでどのように貢献できるのかを具体的に示すことが、転職成功の鍵となります。

 

組織人事コンサルティングファーム 主要企業

外資系/グローバル 組織人事コンサルティングファーム

 

Big4コンサルティングファーム

 

総合系コンサルティングファーム

 

シンクタンク系

 

人材育成・組織開発系コンサルティングファーム

 

その他、国内独立系・領域特化型コンサルティングファーム

 

中小企業向けコンサルティングファーム

 



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