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三菱総合研究所(MRI)は、1970年に三菱グループ各社の出資で創設された、日本を代表する総合シンクタンク・コンサルティングファームです。社会の本質的課題に向き合い、政策立案から実行支援までを一貫して担う「Think & Act Tank」をミッションに掲げています。エネルギーや医療、交通、技術革新といった分野において、科学的かつ論理的な分析を強みに、企業や政府の意思決定を支えています。理系人材が多く在籍し、論理思考・ファクトベースのアプローチを武器に、若手であっても複数プロジェクトに関与することで成長を加速。中長期的な関係構築を重視し、非常駐型スタイルでクライアントと信頼を築いていく、独自の価値観と安定した雇用文化が根付いた企業です。
ポジション: 人的資本経営コンサルタント
仕事内容: ・持続的な企業価値向上に向けた人的資本経営領域のコンサルティング業務。・顧客企業に対し、戦略に沿った課題解決・実行支援・サービス開発を実施。◆担当領域:・人材戦略策定・人的資本開示・要員計画策定・タレントマネジメント・リスキリング・組織変革・組織開発・エン...
ポジション: 組織・人材、リスクマネジメント領域のコンサルタント
仕事内容: ・組織設計・開発、人材戦略・人事制度設計、リスクマネジメント、経営管理、営業・マーケティング戦略など、企業向けのコンサルティングサービスを提供。・クライアントが自力では解決できないビジネス課題に対して、真因の特定から解決策の提示、実行支援までを行う。
株式会社三菱総合研究所(MRI)は、1970年5月、三菱創業100周年記念事業として、三菱グループ各社の共同出資により設立された、日本を代表する総合シンクタンクです。この設立背景は、MRIが単なる一企業ではなく、日本の産業界全体の発展に貢献するという大きな期待を背負って誕生したことを示唆しています。資本金は63億3624万円 、連結売上高は713億円、連結従業員数は3,072名(2024年9月期/現在 )という強固な経営基盤を誇り、東京証券取引所プライム市場に上場しています。これらの数値は、MRIが大規模かつ安定した組織であり、社会的な信頼も厚い企業であることを物語っており、キャリアを託すに足る確固たる基盤を提供しています。
MRIは、野村総合研究所、日本総合研究所などと共に「五大シンクタンク」の一つとして、その名を知られています。この位置づけは、MRIが日本の知的産業界において主導的な役割を果たし、政策決定や企業戦略において高い影響力を持つことを意味します。その活動範囲は、政策立案支援から企業の経営戦略策定、さらにはデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に至るまで、極めて広範です。
MRIの企業としてのアイデンティティは、三菱グループの一員であるという安定性と信頼性、そしてトップクラスのシンクタンクとしての知的なダイナミズムと社会貢献への使命感という、二つの側面を併せ持つ点に大きな特徴があります。三菱グループの強固な経営基盤と広範なネットワークは、社員にとって安心感と多様なリソースへのアクセスを意味し 、一方でシンクタンクとしての立場は、常に知的好奇心を満たし、社会の重要課題に挑戦できる環境を提供します。この組み合わせは、安定した環境で長期的なキャリアを築きつつ、同時に知的な刺激と社会貢献の実感を求めるプロフェッショナルにとって、他に代えがたい魅力となります。この二重の強みは、MRIが実践的なビジネスソリューションと、深く掘り下げたエビデンスに基づく研究の両方を重視する独自の企業文化を育んでいる可能性を示唆しており、専門性を深めたいと考える人材にとって豊かな成長の土壌となります。
社名 | 株式会社三菱総合研究所 |
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URL | https://www.mri.co.jp/ |
代表 | 代表取締役社長 籔田 健二 |
設立 | 1970年5月 |
所在地 |
【東京本社】
東京都千代田区永田町二丁目10番3号 |
従業員数 | (連結)4,573名(2024年9月30日現在、単体1,202名) |
MRIは、2020年に迎えた創業50周年という大きな節目を機に、次の半世紀を見据えた新たな経営理念を策定しました。それは、「豊かで持続可能な未来の共創を使命として、世界と共に、あるべき未来を問い続け、社会課題を解決し、社会の変革を先駆ける」というものです。この理念は、MRIのあらゆる事業活動と思考の根幹をなすものであり、社員一人ひとりが日々の業務を通じて追求すべき目標を示しています。
この経営理念は、具体的なミッション、ビジョン、そしてコミットメント(ステークホルダーへの約束)によって、より明確に示されています。
・MISSION(私たちの使命)
社会課題を解決し、豊かで持続可能な未来を共創する。
・VISION(中長期的に目指す姿)
未来を問い続け、変革を先駆ける。
・COMMITMENT(ステークホルダーへの約束)
1.研鑽
社会や顧客への提供価値を磨き続ける。常に社会潮流や技術動向、顧客ニーズを先取りし、自身の価値を磨き続け、相互に高め合います。
2.知の統合
知の結節点となり、多彩な知をつなぐ。個性や違いを尊重した知の結節点となり、社内外・国内外の多彩な知をつなぎ、知と知の新結合を生み出します。
3.スタンス
科学的知見に基づき、あるべき未来への道筋を示す。あるべき未来社会の姿を問い続け、進むべき道筋を構想として旗幟鮮明に示します。
4.挑戦
前例にとらわれず、社会の変革に挑戦する。構想で終わらせることなく、社会の変革を目指し、最初に走り出します。
5.リアリティ
責任を持って実現に取り組む。経験に基づく実践知を重視し、構想のリアリティを追求し、様々なステークホルダーと共に責任を持って構想の実現に取り組みます。
MRIは、シンクタンク・コンサルティングサービスとITサービスを事業の両輪とし、その活動領域は極めて広範です。官公庁や地方自治体に対しては、社会保障、環境・エネルギー、都市政策、経済政策といった公共性の高い分野での政策立案支援や調査研究を数多く手掛けています。民間企業に対しては、経営戦略の策定、業務改革、そして近年特に注力しているデジタルトランスフォーメーション(DX)の導入支援などを提供しています。この提供体制は、ITコンサルティングからITソリューションの企画・提案、設計・開発、さらには運用・処理に至るまで、一貫したトータルサービスとして顧客の事業成長を支援するものです。
主要な顧客セクターとしては、金融・カード業界および官公庁が売上の高い比率を占めていますが 、それ以外にもエネルギー、サステナビリティ、情報通信、先端テクノロジー、交通インフラ(MaaS)、スマートシティ、ヘルスケア、人材開発など、現代社会が直面するほぼ全ての重要課題を網羅する分野で専門的なサービスを展開しています。この事業領域の広さは、多様な専門性を持つ人材が集い、それぞれの知見を融合させながら複雑な課題に取り組むことを可能にしています。
特に近年、MRIが戦略的に注力しているのがDX事業です。AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、データサイエンスといった先端技術を駆使し、顧客企業の事業変革支援はもちろんのこと、MRI自らが主体となって社会課題解決型のサービスやソリューションを開発・提供することにも積極的に取り組んでいます。また、地球規模の課題である気候変動対策やカーボンニュートラルの実現に向けたコンサルティングも、MRIの重要なテーマの一つとして位置づけられています。
MRIが伝統的に強みを持つ金融や公共分野での安定した基盤を維持しつつ 、DXやサステナビリティといった未来志向の新しい領域へ積極的に事業を拡大している点は 、同社が時代の変化を的確に捉え、自らの事業ポートフォリオを戦略的に多様化し、将来にわたって持続的な成長を目指していることの証左です。このような動きは、常に新しい知識やスキルを習得し、変化の最前線で活躍したいと願う中途採用のプロフェッショナルにとって、非常にダイナミックで刺激的な環境を提供します。既存の専門性を活かしながら新たな分野に挑戦する機会や、学際的なプロジェクトを通じて自身の専門領域を広げるチャンスが豊富に存在すると言えます。これは、キャリアの停滞を避け、市場価値の高いスキルを継続的に磨きたいと考える人材にとって、大きな魅力となります。
MRIが他のコンサルティングファームやシンクタンクと一線を画す独自の強みは、多岐にわたる専門性とそれらを統合する「総合力」、そして社会課題解決に向けた「社会実装への強い意志」に集約されます。
まず、「総合力」による課題解決です。MRIは、シンクタンクとしての高度な調査・研究機能、コンサルティングファームとしての戦略立案・実行支援能力、そしてICTソリューションプロバイダーとしての技術的実現力を、一つの組織内に統合して保有しています。特に、「政策・経済」と「科学・技術」という二つの異なる領域の知見を融合させ、複雑な社会課題に対して多角的かつ本質的なアプローチを可能にしている点は、MRIならではの大きな特徴です。この統合的なアプローチにより、課題の分析や戦略策定に留まらず、具体的なシステム構築や運用、さらには事業パートナーとしての参画まで、一気通貫で価値を提供できる体制を整えています。
次に、MRIの力の源泉となっているのが、多彩な「プロフェッショナル人財」の存在です。医療・介護・福祉、地域再生、環境・エネルギー、防災・安全、宇宙科学・先端技術、情報通信・ビッグデータなど、実に多様な専門分野のエキスパートが在籍し、それぞれの専門性を活かしつつも、必要に応じて分野横断的なチームを組成し、学際的なアプローチで複雑な課題の解決に取り組んでいます。特筆すべきは、自然科学系(理系)のバックグラウンドを持つ研究員が多く、科学的・学術的な分析能力に長けた人材が豊富である点です。この事実は、MRIがエビデンスに基づいた客観的かつ論理的な分析を重視する文化を持つことを示しており、質の高いアウトプットを生み出す基盤となっています。
また、MRIは特定の産業や顧客層に偏ることなく、官公庁、金融機関、一般産業界という幅広い「顧客基盤」を有していることも強みの一つです。これは、同社が掲げる「中立性」という基本理念の表れでもあり、特定の利害に左右されず、客観的な立場から最適な解決策を提案できる信頼性の源泉となっています。バランスの取れた顧客ポートフォリオは、経営の安定性にも寄与し、社員にとっては多様な業界のプロジェクトに携わる機会を提供します。
そして、最もMRIらしさを表すのが、「社会実装への強い意志」です。MRIの経営理念におけるコミットメントの一つである「リアリティ:責任を持って実現に取り組む」 にも明確に示されている通り、同社は単に構想を提言するだけでなく、その実現を通じて社会変革を成し遂げることを目指しています。そして、その実現に向けて「自らが最初に走り出す」という積極的な姿勢を重視しています。この点は、実際に中途で入社した社員からも「三菱総研が社会実装も主体的に進めている」と高く評価されており 、MRIが単なるアドバイザーではなく、変革の主体者たらんとする強い意志を持っていることを裏付けています。
これらの要素、すなわちシンクタンクとしての深い洞察力、コンサルティングファirmsとしての戦略性、そしてIT企業としての実現力を併せ持ち 、それを「社会実装」という具体的な成果に結びつけようとする姿勢 こそが、MRIを「社会実装を志向するシンクタンク」というユニークな存在たらしめています。理論と実践、思考と行動を高いレベルで融合させようとするこのモデルは、知的な探求心と社会貢献への強い意欲を併せ持つプロフェッショナルにとって、他に類を見ない魅力的な活動の舞台を提供します。それは、アイデアの創出から具体的な社会変革の実現まで、一連のプロセスに深く関与できる機会を意味し、個人の成長と社会への貢献を同時に追求できる稀有な環境と言えます。
三菱総合研究所(MRI)は、組織の持続的な成長とイノベーションの加速を目指し、多様な経験と専門性を持つ人材を中途採用で積極的に迎え入れています。
特筆すべきは、MRIにおける中途採用者の比率の高さです。公表されているデータによると、2022年度には64%、2023年度には57%、そして2024年度には46%と、新規採用者に占める中途採用者の割合が一貫して高い水準を維持しています。この事実は、MRIが外部からの新しい視点や専門知識の導入を重視し、中途採用者が組織の活性化や専門領域の強化に不可欠な役割を担っていることの明確な証左です。
このように高い中途採用比率は、MRIがDX推進や新規事業領域の開拓といった戦略的な変革を積極的に進めていることと深く関連していると考えられます。新たな挑戦には、既存の組織内だけでは獲得が難しい専門スキルや異業種の知見が不可欠であり、経験豊富な中途採用者は、まさにそのニーズに応える存在として期待されています。実際に募集されている職種も、DXコンサルタント、AIスペシャリスト、プロダクトマネージャーなど、MRIの成長戦略と直結するものが多く見受けられます。これは、中途で入社する方々にとって、自らの専門性を活かして即座に組織の変革に貢献し、目に見える成果を早期に生み出せる可能性が高いことを意味します。MRIは、経験を、単なる「即戦力」としてだけでなく、未来を共に創るための「変革の推進力」として求めているのです。
MRIでは、これまでのご経験や専門知識を存分に発揮し、さらなるキャリアアップを目指せる多様なポジションを募集しています。
職種カテゴリー | 具体的な職種名例 | 主な職務内容 | 主な必須経験・スキル | 歓迎される経験・スキル |
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政策コンサルタント | マクロ経済・政策動向分析担当 | 国内外のマクロ経済分析、政策動向分析、研究業務 | 官公庁・民間企業・研究機関等での関連分野の研究業務経験、マクロ経済・政策に関する専門知識、チームでの研究遂行能力、高いコミュニケーション能力 | |
ヘルスケア(健康/医療)分野担当 | 健康・医療分野の調査研究、社会実証支援、政策提言 | ヘルスケア分野での調査研究・コンサルティング経験、関連政策・制度の知識 | ||
観光政策担当 | 国の観光政策コンサルティング(観光白書、DMO、観光DX等)、地域観光産業のDX支援、インバウンド誘客戦略 | データに基づく事業評価・マーケティング経験、中小事業者経営効率化支援経験、多様なステークホルダーとの合意形成経験、定量的データでの論理的思考力 | ||
建設・インフラマネジメント担当 | 公共インフラへの新技術導入計画・支援、インフラマネジメント政策検討、i-construction/BIM・CIM活用コンサルティング | 建設コンサル・ゼネコン等での設計・建設・維持管理経験、インフラマネジメント業務経験、関連新技術開発・実装経験 | PMP、技術士(建設部門)等 | |
防災・レジリエンス担当 | 防災・レジリエンスに関する調査・技術実証・政策提言、民間コンサルティング(BCP策定等) | 防災・レジリエンスのデジタル化戦略・サービス開発支援経験、制度・計画策定経験、定量的評価に基づく災害リスクマネジメント経験、論理的思考力、プログラミング能力(Fortran or C尚可) | 英語力 | |
DXコンサルタント | 民間DXコンサルタント(製造業・サプライチェーン分野) | 製造業におけるDX戦略立案・実行支援、サプライチェーン改革支援 | 製造業における業務知識、DXプロジェクト経験、サプライチェーンマネジメント知識 | |
公共DXコンサルタント(官公庁・自治体) | 官公庁・自治体におけるDX構想策定、業務改革支援、デジタル技術導入支援 | 公共分野の業務知識、DX推進経験、プロジェクトマネジメントスキル | PMP、情報処理技術者資格等 | |
金融DXコンサルタント | 金融機関向けDX戦略立案、新サービス開発支援、システム構想策定 | 金融業界知識、金融システムの知見、DXプロジェクト経験 | ||
IT・データサイエンス関連職 | シニアデータ・AIコンサルタント/データ・AIコンサルタント | AI・データサイエンス技術を活用した課題解決、分析モデル構築、コンサルティング | AI技術・量子技術等の深い専門性、データ分析・モデル開発経験、チームでの研究遂行能力 | |
プロダクトマネージャー | 社会課題解決に資する新規プロダクト・サービスの企画、開発、事業推進、ロードマップ策定 | プロダクトマネジメント経験、アジャイル開発経験、市場分析・顧客ニーズ把握能力 | ||
技術コンサルタント(安全保障・防衛分野等) | システム開発等の事業管理、IT関連事業のプロジェクトマネジメント | 安全保障・防衛分野の知見・関心、プロジェクトマネジメント専門知識、情報通信技術の知見 | PMP資格、ビジネスレベルの英語力 | |
研究職・専門職 | フロンティア領域(宇宙・海洋ビジネス)担当 | 宇宙・海洋分野における事業推進、コンサルティング、新規事業開拓 | 宇宙分野または海洋分野に関する実務・コンサルティング経験、専門的知見 | |
無線通信専門職 | 電波利用・通信に関する調査研究、無線通信の伝搬特性評価、アンテナ・送受信機設計等 | 無線通信に関する専門的知見、実務経験・研究実績 | 無線従事者資格、ビジネスレベルの英語力 |
これらの職種は、MRIが取り組む多様な社会課題と事業領域を反映しており、専門性が活かせるフィールドが必ず見つかるはずです。特に、政策立案の最前線で活躍したい方、企業の変革をDXの力でリードしたい方、データとAIを駆使して新たな価値を創造したい方、そして未来のフロンティアを切り拓きたい方にとって、MRIは挑戦と成長の機会に満ち溢れています。
MRIのキャリア採用では、これまでのご経験と専門性を重視しつつ、同社の理念や文化に共感し、共に成長していける人材を求めています。
一般的な応募資格
・原則として、大学卒業後、3年以上の職務経験をお持ちの方がキャリア採用の対象となります。3年未満の社会人経験の方でも、キャリア採用への応募は可能です。
・業務の多くは日本の官公庁および民間企業を対象としており、コミュニケーション(読む、書く、話す)は通常日本語で行われるため、高いレベルの日本語能力が求められます。国籍による応募制限は一切ありません。
選考プロセス
書類選考
提出する履歴書および職務経歴書に基づいて行われます。これまでのご自身の経歴やスキルが、応募する部門やポジションのニーズとどれだけ親和性があるかを明確に示すことが、最初の重要なステップとなります。
適性検査・論文試験
書類選考に合格された方に対して、職種やポジションに応じて適性検査や専門分野に関する論文試験が実施されることがあります。これらは、論理的思考能力や専門知識の深さ、文章構成力などを測るものです。
面接(複数回)
通常、部門の担当者や管理職、人事担当者、そして最終的には役員クラスによる面接が複数回行われます。面接では、これまでのキャリアにおける具体的な実績や役割、転職を考えるに至った理由、そしてMRIで何を実現したいかという志望動機について、深く掘り下げた質疑応答がなされます。単にスキルや経験を確認するだけでなく、MRIの企業文化への適合性(カルチャーフィット)、長期的に活躍していただけるか(定着性)、そしてコンサルタントとしての適性や社会課題解決への情熱などが総合的に評価されます
MRIの選考プロセスは、単に候補者の能力を測るだけでなく、候補者とMRIとの相互理解を深める場でもあります。面接の各段階では、候補者の経験やスキルだけでなく、その方の価値観やキャリアに対する考え方、そしてMRIの理念や事業への共感が重視されます。特に「定着性」を評価項目に含めている点は 、MRIが社員を長期的なパートナーとして捉え、入社後の育成と活躍に真摯に取り組む姿勢の表れと言えます。これは、一つの組織で腰を据えてキャリアを築き、専門性を深めていきたいと考える方にとっては、非常にポジティブな要素です。したがって、選考に臨むにあたっては、ご自身のスキルや実績をアピールすることはもちろん、MRIという組織で何を成し遂げたいのか、MRIのどのような点に共感するのかを、ご自身の言葉で具体的に語ることが重要になります。MRIの社会課題解決への取り組みに対する真摯な関心と、ご自身の経験をそこにどう活かせるかを明確に伝えることが、選考突破の鍵となります。
求める人物像
MRIが中途採用において求める人物像は、同社の経営理念である「豊かで持続可能な未来を共創する」という使命に深く共鳴し、その実現に向けて主体的に行動できるプロフェッショナルです。具体的には、「お客様の課題解決を通じて、より良い未来社会を実現(未来共創)したいという思いを持った方」に、ぜひ仲間入りしてほしいと考えています。
この根幹となる「思い」に加え、MRIでは以下のような資質や能力を持つ人材を特に歓迎しています。
客観的・俯瞰的な視点
物事を多角的に捉え、大局的な観点から本質を見抜くことができる能力。これは、複雑な社会課題や経営課題に対峙する上で不可欠です。。
深い顧客理解と信頼関係構築力
顧客の置かれている状況や真のニーズを深く理解し、真摯なコミュニケーションを通じて強固な信頼関係を築くことができる能力。MRIの提案は常にオーダーメイドであり、顧客との深い対話がその基盤となります。
実現可能性の追求と実行力
理想論や絵に描いた餅に終わらせることなく、現実的な制約条件の中で最善の解決策を模索し、その実行と定着まで責任を持って支援できる力。MRIは「リアリティ」を重視し、構想を実現することにコミットしています。
高度な分析能力と論理的思考力
顧客の置かれている状況や真のニーズを深く理解し、真摯なコミュニケーションを通じて強固な信頼関係を築くことができる能力。MRIの提案は常にオーダーメイドであり、顧客との深い対話がその基盤となります。
深い顧客理解と信頼関係構築力
特に、科学的・学術的なアプローチに基づいたデータ分析や論理構築に長けた人材。MRIには自然科学系のバックグラウンドを持つ社員が多く在籍しており、エビデンスに基づく精緻な分析が重視される文化があります。
社会変革への情熱と行動力
単に調査分析が得意であるだけでなく、その知見を活かして社会をより良い方向へ動かそうとする情熱と、それを具体的な行動に移せる力。社会課題の解決に強い興味・関心を持ち、自ら変革の担い手となろうとする意欲が求められます。
これらの求める人物像は、MRIの経営理念に掲げられた5つのコミットメント、「研鑽」「知の統合」「スタンス」「挑戦」「リアリティ」と深く結びついています。MRIは、単に高いスキルを持つ人材を求めるだけでなく、高い倫理観と社会貢献への強い意志を持ち、周囲と協力しながら困難な課題に粘り強く取り組める、人間的にも成熟したプロフェッショナルを求めているのです。
MRIには、多様なバックグラウンドを持つキャリア入社者が集い、それぞれの専門性と経験を活かして活躍しています。
多様なバックグラウンドと転職理由
元理学療法士でヘルスケアアプリ開発に携わっていた方、通信業界で新規事業創出を経験した方、ベンチャー企業でソフトウェアエンジニアとして受託開発を行っていた方、化学メーカーで研究開発に従事していた方など、その経歴は実に多彩です。彼らがMRIを選んだ共通の動機としては、「より大きな視点で社会課題の解決に貢献したい」「自身の専門性を活かして新たな事業やサービスを創出したい」「社会実装まで見据えた取り組みがしたい」といった点が挙げられます。多くの方が、MRIが掲げる社会変革への強い意志や、主体的に社会実装を進める姿勢に共感し、入社を決意しています。
現在の仕事内容とやりがい
入社後は、それぞれの専門分野で活躍しています。例えば、地域通貨プラットフォーム「Region Ring®」の企画・設計・提案に携わる社員は、前職のエンジニア経験を活かし、自治体などの要望を機能化していく過程に大きなやりがいを感じています。また、ヘルスケア分野の新規ビジネス創出に取り組む社員は、理学療法士としての現場視点を活かしつつ、従来の枠にとらわれない斬新なアイデアも前向きに検討されるMRIのカルチャーに魅力を感じています。製造業のDXコンサルティングを担当する社員は、数年にわたるプロジェクトを通じて、顧客企業の業務が劇的に改善する瞬間に立ち会えることに醍醐味を感じています。さらに、MRI社内のDX推進を担う社員は、自らの手で業務変革を実現し、同僚から直接感謝されることに喜びを見出しています。
他社を経験したからこそ感じるMRIの魅力
キャリア入社者の方々が異口同音に語るのは、MRIが一般的なコンサルティング会社のイメージとは異なる、独自の魅力を持っているという点です。
新しい物事への感度とチャレンジ精神
DX推進など、新たなツール導入や業務フロー変更に対しても、「面白そうだね」「やってみよう」と前向きに受け入れる社員が多く、未知の領域へ挑戦する意欲が高い社風であると評されています。
個人の意見の尊重と主体的な組織運営への関与
組織の方針や事業について、個人の意見や「やりたいこと」が積極的に求められ、自ら考えて提案できる環境があります。
社員同士の強固な信頼関係
上司が細かく管理しなくても、社員同士が互いに助け合い、協力しながら成果を出す文化が根付いています。
コンセプトや理念を大切にする文化
「幸せとは何か?」といった哲学的な問いにまで議論が及ぶことがあり、未来について真剣に語り合い、同じ目標に向かって進むことに心地よさを感じる社員が多いようです。
多様な知の集積と異業種コラボレーションの可能性
様々な業界の最先端動向や政策に関する知見が一堂に会しており、異業種との連携による新たな価値創造が期待できる環境です。
社会実装への主体的な取り組み
最も特徴的な点として、MRIは単にクライアントにアドバイスをするだけでなく、自らが課題解決や社会実装サービスの担い手となり、パートナー企業と共に社会や顧客の変革に貢献している点が挙げられます。
これらの声は、MRIが多様な経験を持つプロフェッショナルにとって、自身の能力を最大限に発揮し、社会に大きなインパクトを与えることができる、刺激的でやりがいに満ちた職場であることを示しています。
三菱総合研究所(MRI)は、社員一人ひとりが持つ多彩な個性と能力を最大限に発揮し、持続的に成長できる環境を整備することに注力しています。そのための人事制度は、キャリア形成支援、能力開発、公正な評価、そして魅力的な待遇と福利厚生、ワークライフバランスの推進といった多岐にわたる要素で構成されています。
MRIでは、「未来を問い続け、変革を先駆ける」という経営理念を体現できる人材を継続的に輩出することを目指し、社員の育成とキャリア形成支援に力を入れています。その中核となるのが、2024年4月に開講した総合的プログラム「MRIアカデミー」です 。MRIアカデミーは、社員一人ひとりがプロフェッショナルとして成長し続けるための学びのプラットフォームとして機能します。
研修制度
MRIの研修制度は、新入社員から経営層に至るまで、各階層や専門分野に応じてきめ細かく設計されています 。
新入社員研修
入社後の導入研修として、ビジネスマナーやコンプライアンス、組織・事業理解といった基礎知識・スキルを習得する集合研修と、配属後のOJT(On the Job Training)を中心とした実践研修が行われます。
階層別研修・スキルアップ研修
各職制階層や役割に応じて求められるリーダーシップ、マネジメントスキル、専門スキルなどを強化するための研修が提供されます。具体的には、コンサルティングスキル研修、DX関連研修、選抜型の短期ビジネススクールへの派遣なども含まれます。
部門別専門研修
各事業部門や本部が独自に企画・運営する、より専門性の高いスキルアップ研修も充実しています。
自己啓発支援制度
社員の自律的な学習意欲を支援するため、MRIは様々な自己啓発支援制度を設けています 。社会人大学院への通学支援、業務に関連する資格取得のための費用補助、語学研修費用の補助、国内外の学会への参加支援などがこれに該当し、社員が主体的に知識やスキルをアップデートすることを奨励しています。
その他、三菱総合研究所(MRI)特有の制度
研修以外にも、社員の多角的な成長を促すためのユニークな制度が多数導入されています 。
エルダー制度
入社後の導入研修として、ビジネスマナーやコンプライアンス、組織・事業理解といった基礎知識・スキルを習得する集合研修と、配属後のOJT(On the Job Training)を中心とした実践研修が行われます。
階層別研修・スキルアップ研修
各職制階層や役割に応じて求められるリーダーシップ、マネジメントスキル、専門スキルなどを強化するための研修が提供されます。具体的には、コンサルティングスキル研修、DX関連研修、選抜型の短期ビジネススクールへの派遣なども含まれます。
部門別専門研修
各事業部門や本部が独自に企画・運営する、より専門性の高いスキルアップ研修も充実しています。
エルダー制度
新入社員やキャリア入社の社員に対し、入社後1年間、先輩社員がトレーナー(エルダー)としてつき、業務指導やキャリア相談など、きめ細やかなサポートを行います。
ローテーション・プログラム
専門性の複線化や知見の拡大を目的とし、社内の異なる部門へのローテーションや、三菱グループ企業、その他民間企業、海外の大学や研究機関などへの育成出向・派遣(期間は1~2年程度)の機会が提供されます。
兼業・副業制度
MRI社内では得難い知見や実事業経験の習得を主目的として、兼業・副業が認められています。大学での非常勤講師などがその一例で、毎年多くの社員がこの制度を活用し、社外での経験を通じて自身の専門性を高め、将来の人材育成にも貢献しています 。
キャリアデザイン休職制度
私費留学、資格取得、不妊治療、家族の介護など、社員個々のキャリア形成やライフプラン上のニーズに応じて、最長2年間の休職が可能です 。
自己都合退職者の再雇用制度
キャリアアップのための転職や起業、留学などを理由に一度MRIを退職した社員でも、双方のニーズが合致すれば再びMRIで活躍できる道が開かれています。
未来共創時間
年間100時間を上限として、通常の業務時間内に社内での自主的な研究活動や勉強会などに時間を使うことを認める制度です 。これにより、社員の知的好奇心や探求心を刺激し、新たなイノベーションの芽を育むことを目指しています。
時間が限られている方にもおすすめ!
たった5分で、組織人事コンサルタントとしてのキャリア像を把握でき、自分に向いているかどうかを判断するための材料を得ることができます。
キャリアアップを目指す場合や、現職でのやりがいや報酬に不満がある場合など、転職を決意する背後にあるさまざまな要因をご紹介。
これらの要因を理解し、自分の転職活動にどう活かすかを考えることで、成功の確率を高めましょう。
どのファームがどのような業界に強みを持っているのか、またそのファームの企業文化や働き方の特徴を把握することで、自分のキャリアに最適な転職先を選ぶ際の参考にすることができます。
お一人お一人に合わせた転職支援、専任のコンサルタントがサポート
ムービンでは大手には出来ない、お一人お一人に合わせた転職支援をご提供しております。
組織人事コンサルタントへのご転職をお考えの方は、ご自身では気づかれない可能性を見つけるためにもぜひ一度ご相談ください。