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EYストラテジー・アンド・コンサルティング
ピープル・アドバイザリー・サービス(EY PAS)
パートナー 水野昭徳氏 インタビュー


EYSC ピープル・アドバイザリー・サービス(PAS) パートナー 水野昭徳氏 インタビュー

水野 昭徳 Akinori Mizuno

EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)株式会社 ピープル・アドバイザリー・サービス パートナー
外資系コンサルティングファームを経て、現職。人事・人材・組織コンサルティングで20年以上の経験を持つ。様々な業界・業種のクライアントに対し、グローバルタレントマネジメント、テクノロジープラットフォームの構想から導入、人事業務の効率化・高度化・デジタル化、組織設計、人材育成、制度設計、アウトソーシング戦略、チェンジマネジメントなど、幅広いプロジェクトをリードしてきた経験を有する。

INDEX

これまでのキャリア

本日はお時間を頂きましてありがとうございます。まずはこれまでのキャリアについてお聞かせください。

【水野様】
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)株式会社 ピープルアドバイザリーサービス パートナー 水野 昭徳氏 私は、新卒でアクセンチュア(当時アンダーセンコンサルティング)に入社し、かれこれ20年以上コンサルタントとして従事してきました。担当した業界は、自動車、製薬、小売、消費財といった製造業で、領域としては人事・人材・組織変革を中心にやってきました。とりわけ、グローバル人事戦略からガバナンス設計、人事業務のBPR、採用・評価等の業務構築、人材育成、テクノロジープラットフォームの構想検討から構築、導入支援、チェンジマネジメントまで、この領域ではかなり幅広く経験を積んできました。また、経営管理や営業改革など、人事に限らず経営の根幹に関わるようなコンサルティング案件も多く手掛けてきました。

ここ数年は、製造流通業界における人事・組織変革プラクティスのリーダーとして、組織運営とビジネスの拡大にも取り組んできました。数年前にアクセンチュアで私が担当することになった人事・組織変革プラクティスは、当時、過去の様々な組織変更の影響で、ほんの数名程度の小さなチームでしたが、私がマネジング・ディレクターに昇進するタイミングで、そのチームおよびビジネスを大きくするミッションを担い、数年で50名以上、一定規模のビジネスを生み出すことができる組織に成長させることができました。

そんな中、どうしてEYへの転身を選んだのでしょうか。

【水野様】
私は、新卒でアクセンチュア(当時アンダーセンコンサルティング)に入社し、かれこれ20年以上コンサルタントとして従事してきました。担当した業界は、自動車、製薬、小売、消費財といった製造業で、領域としては人事・人材・組織変革を中心にやってきました。とりわけ、グローバル人事戦略からガバナンス設計、人事業務のBPR、採用・評価等の業務構築、人材育成、テクノロジープラットフォームの構想検討から構築、導入支援、チェンジマネジメントまで、この領域ではかなり幅広く経験を積んできました。また、経営管理や営業改革など、人事に限らず経営の根幹に関わるようなコンサルティング案件も多く手掛けてきました。

ここ数年は、製造流通業界における人事・組織変革プラクティスのリーダーとして、組織運営とビジネスの拡大にも取り組んできました。数年前にアクセンチュアで私が担当することになった人事・組織変革プラクティスは、当時、過去の様々な組織変更の影響で、ほんの数名程度の小さなチームでしたが、私がマネジング・ディレクターに昇進するタイミングで、そのチームおよびビジネスを大きくするミッションを担い、数年で50名以上、一定規模のビジネスを生み出すことができる組織に成長させることができました。

EYを選ばれた理由

そんな中、どうしてEYへの転身を選んだのでしょうか。

【水野様】
まずは自分自身の成長欲求ですが、人事組織変革を実現する一人のプロフェッショナルとしてさらに腕を磨きたいと考えたためです。私は、コンサルティングという仕事がとにかく好きで、同じ志を持った仲間ともにクライアントの経営課題に取り組みながら成長するということを心から楽しいと感じてきました。一方で、私が担当していた組織がそれなりに大きくなり、ビジネスが安定してくるにつれて、ある種の「快適さ」も感じるようになりました。人は、環境に甘えてしまうものです。そんな快適な環境にずっといると、自身の成長が止まってしまうのではないか、という不安が頭をもたげてきました。何か新しいチャレンジをしたい、という思いが強くなってきたわけです。もちろん、同じポジションでそれができないか、というとそういうわけではないのですが、甘えられる環境に身を置くのではなく、ドラスティックな変化で自分をいじめることが必要なのではないか、と考えるようになりました。そのような自分自身の成長欲求の高まりと、EYという非常に勢いがある組織に触れたタイミングが、ちょうどピタリと合ったんですよね。

EYジャパンのPAS(People Advisory Services)リーダー鵜澤と最初に会ったのは、私が組織を大きくしようとがむしゃらにもがいているタイミングでした。一緒にやらないか、と声をかけてもらったのですが、自分の組織とビジネスを大きくすることに夢中になっていた私は、その時首を縦には振りませんでした。
しかしながらその翌年、まさに上記のように環境を変えなければと思い始めた際、再び声をかけてもらったんです。その時に聞いたEY PASの状況は、前年に聞いた時より大きくダイナミックに成長していました。さらに、今後も日本でのプラクティスを圧倒的に強化していきたいとのこと。「これは相当面白そうだ」と興味を持った私は、EY Japanのリーダーシップメンバーでもある近藤聡と話をする機会をもらったのですが、そこで言われたことは、「もし今Joinしてくれるならば、創業メンバーみたいなものなんだよ。まさにこれから大きく成長していくところだからね」という刺激的なものでした。変化と成長を欲していた私は、ここしかない、と確信しました。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)のリーダーであるBill Farrell に、「不安なことがあれば、家族を連れてオフィスにおいでよ」という、なんともアットホームな言葉をかけてもらったことも背中を押してくれましたね。
現在のポジションを捨てて、まったく知り合いがいない会社に単身乗り込むなんて大丈夫?と心配してくれる友人もいましたが、成長期にあって勢いにあふれるフィールドで、全力で自分の力を試し、腕を磨きたいという思いを抑えられず、転職を決意しました。

EY PASが標榜する「ピープルアドバイザリー」とは

EY PASは「ピープルアドバイザリー」という言葉を使っていますが、いわゆる伝統的な「HRコンサルティング」とは何か違いがあるのでしょうか。

【水野様】
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)株式会社 ピープルアドバイザリーサービス パートナー 水野 昭徳氏 それは、非常に面白いポイントだと思います。
どこから説明するのが良いか悩ましいのですが、まず、環境の変化から始めます。ここ数年、ニューテクノロジーの台頭やデジタル化の進展を背景に、ビジネスが一気に様変わりしています。GAFAMのような巨大なプレイヤーたちが、技術力をテコに業界の垣根を破壊し、ビジネス構造の抜本的な変化を惹き起しているのはご承知の通りです。
一方、そうした中、かつてないほど「ヒト」に注目が集まっています。なぜか。それはやはり、「ヒト」こそが、ビジネスの拡大をけん引する最大のエンジンであり、成功のカギだからです。どんなテクノロジーや仕組みであっても、実行する「ヒト」が100%機能してこそ効果があるものです。その意味で、昨今のデジタル化の波は、一見アナログに聞こえる「ヒト」の変革を迫り、加速させるという結果を生んでいます。

「ヒト」といえば人事部、ですが、「Japan as No.1」と言われた80年代、日本の人事部は花形ポジションでした。グローバルビジネスの拡大に伴い、日本から優秀な人材を海外に送り込み、重要なポストに配置するという、経営における重要な役回りを担ってきました。
しかしながら、グローバル競争が激化するにつれ、日本人を配置するだけではビジネスが立ち行かず、いわば兵站が伸び切った状態になったわけです。グローバルメガプレイヤーたちは、人事でなくビジネスリーダーが主要拠点において自ら優秀な現地人材を登用、活用することで、経営の現地化と人材のグローバル活用に成功してきました。
一方、日本企業の人事部は、そうした人事のグローバル化に対応できず、旧態依然とした管理部門にとどまっています。バブル崩壊後の長期的な不況を受け、「人事の停滞」はますます固定化されていくこととなりました。
こうした状況下で、企業において変革を迫られている「ヒト」の問題、つまり「ピープルアジェンダ」は、人事部だけでなく経営者・経営企画・営業部門といったビジネスサイドが直接的に取り組むことが増えてきています。

「HRコンサルティング」というと、とかく企業活動におけるひとつのファンクションの変革、と捉えられますが、いま求められているのは、ビジネスの成否を分ける「ピープルアジェンダ」の解決、というミッションクリティカルなものなのです。
EY PASが目指す変革は、単なる人事制度設計や業務の効率化、人事システムの導入のみにとどまらず、経営者・ビジネスサイドとともに「ピープルアジェンダ」に向き合い、解決することです。その意味で、我々は自身のサービスを「ピープルアドバイザリー」と呼んでいるのです。
もちろん、企業において「ヒト」を差配する権限を主に持っているのは人事部ですから、このような昔ながらの人事を進化させて、真に経営に資する人事へと進化させることをご支援することはとても大切です。ともすれば管理的な仕事に終始してしまいがちな人事部が、経営者のパートナーとしてビジネスをけん引する戦略部門へと生まれ変わること、「ヒト」が最大のパフォーマンスを発揮しうる環境をプロアクティブに整えられるようにすること、そして、そうした変革をビジネスサイドとともに実行すること。それが、EY PASが実現する「ピープルアドバイザリー」です。

EY PASに興味のある方々へのメッセージ

最後に、EY PASに興味がある方々へメッセージをお願いします。

【水野様】
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)株式会社 ピープルアドバイザリーサービス パートナー 水野 昭徳氏 まず触れておきたいのは、EY PASは全世界での強固なネットワークとコラボレーションを前提としたグローバル組織であるということです。日本で活動しているEY Japanとしては、クライアントの多くは日本企業ですが、クライアントもグローバルでビジネスをしている以上、我々も当然グローバルでコンサルティングを行う必要があります。さらには、先に述べた通り、EY PASの主戦場は人事部門にとどまるものではありません。いま経営における最も重要なテーマである「ピープルアジェンダ」に、経営者とともにグローバル規模で取り組むことです。その点で、いわゆる従来型のHRブティックファームとは全く違う立ち位置にあるといえます。このようなグローバルでのダイナミックでチャレンジングな取り組みに携わりたいとお考えの方々にとって、もってこいの環境だといえるのではないでしょうか。
また、EYはさらに大きく成長するために体制を強化しようとしており、我々自身がまさに変革の真っ只中にいる、ということも付け加えておきます。クライアントだけでなく、我々自身も大きく変革・成長しようとしているということ。そして、その中心で腕を磨けるということ。私が魅力的に感じた点も、このあたりにありますね。

今、同じような志を持ったタレントが続々と集いつつあります。EY PASが目指す大いなるミッション、チャレンジに興味を持つ同志たちの参画を、心からお待ちしています。 自分でキャリアを設計し、築いていきたい人にはとてもよい環境だと思います。また、必ずしも「人事」「コンサル」というバックグラウンドを有している必要はないと思います。個人的にはこの多様な文化が大好きなので、多様性を持ち合わせる人が参加してくれたらうれしいです。
本日はお忙しいところ、大変有難うございました。

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EYストラテジー・アンド・コンサルティング

アーンスト・アンド・ヤングのメンバーファーム。
世界150カ国以上の国々に25万人以上のメンバーを持つEYのグローバルネットワークは大きな武器。グローバルで培われた様々な知見を活かせるほか、海外展開を考える日本企業や日本市場に参入する海外企業のプロジェクトなどクロスボーダー案件にも多数対応。財務プロセス改革から全社的コスト削減支援、サプライチェーン最適化といった財務・業務改革の分野で、クライアントの攻めの経営を支援する幅広いアドバイザリーサービスを提供しています。

 

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